ホウ酸系シロアリ予防剤エコボロンPRO®
用途 | 防腐防蟻 |
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内容量 | 19kg |
使用量の目安 | 約60m2 |
ホウ酸系シロアリ予防剤エコボロンPRO®について
(公社)日本木材保存協会認定薬剤 A-5430
「エコボロンPRO」は19kg入り、約60m2に施工可能な、ホウ酸塩を主原料とする木材保存剤です。全国のエコボロンPRO代理店が販売、施工、施工指導、サポートを致します。施工は噴霧またはハケ塗りで簡単です。防腐・防蟻(シロアリ)・防虫に効果を発揮します。
長期優良住宅・劣化等級3対応可
2011年9月、エコボロンPROが(公社)日本木材保存協会の認定薬剤として登録されました。これにより、住宅性能表示制度・劣化対策等級3の定める現場処理用の防腐防蟻処理用薬剤として、エコボロンPROを使用することが出来るようになりました。
エコボロンPROの特長
エコボロンPRO5つのポイント
【POINT1】
高い防蟻・防腐性能 ~劣化予防に、優れた効果を発揮します~
【POINT2】
安全性 ~揮発性が全くないので、空気を汚しません~
【POINT3】
効果が長期持続 ~乾燥環境では特に持続!家を長持ちさせます~
【POINT4】
防カビ・防菌 ~防さび・難燃効果など多数の効果~
【POINT5】
差別化! ~健康住宅・高耐久住宅にピッタリ!~
従来薬剤との違い
木材の防腐防蟻処理について、欧米諸国では土台や柱など、通常雨が当たらない部位は、ホウ素系が一般的に利用されていますが、わが国では雨が当たるかどうかに関わらず、農薬系を用いる防腐防蟻処理が標準になっています。
エコボロンPROは主に揮発・蒸発しないので部屋の空気を汚さない、揮発・分解しないため安定性に優れている、ホウ酸塩の流出が起こらない環境下では効果が長期間に渡って持続するなどの特長があげられる一方、農薬系は揮発成分がシックハウス症候群を引き起こす一因とされている、高気密住宅や循環換気の省エネ住宅では特に、揮発成分に晒される危険性が高い、揮発・分解により効果が失われる(最長5年)という課題が報告されています。
再処理の問題
農薬系防腐防蟻剤の持続効果は最大で5年です。日本しろあり対策協会の仕様書でも5年以内に再処理を行うことが示されています。しかし実際には、断熱材や透湿防水シートに包まれた壁の中を再処理することは難しく、5年を経過した壁の中や柱は無処理の状態になっています。
エコボロンは腎臓を持つ哺乳類に安全です
エコボロンPROは非常に安全性が高いため、シックハウス対策に、健康住宅志向のビルダー様に広くご採用いただいております。2011年9月には、公益社団法人日本木材保存協会の認定薬剤として登録されました。
エコボロンPROの主成分であるホウ素は、自然界ではホウ酸やホウ酸塩として存在し、海水や温泉水中に多く含まれています。また、植物にとって必須微量元素であることから、人間も野菜や果物を食べることで日常的に摂取しています。
身近な所では、目薬やソフトコンタクトレンズの保存液などにも使われています。 カルシウムやマグネシウムなどのミネラル分の吸収にも効果があるといわれており、 サプリメントに配合されていることもあるようです。
人間などの哺乳動物がほう素を必要以上に摂取した場合には、腎臓の浄化作用で短期間に排せつされます。ですので、ほ乳類にとっての急性毒性は食塩と同程度です。 少量口に入ったり吸入してしまったりといった程度では全く問題になりません。
もちろん量の問題はあります。排せつされる量を超えて短期間に大量摂取すれば問題が出てきます。醤油を一気飲みすると生命に危険が出るのと同じようなものです。
エコボロンPROはこの点にも配慮し、幼児等による万が一の誤飲事故を防止するため、苦味成分を配合しています。
ホウ酸塩は非常に安定しており揮発蒸発することがありませんのでお部屋の空気を汚しません。高気密高断熱構造であっても、床下換気システムであっても、シックハウスの心配は無用です。安心してお使い頂けます。
エコボロンPRO主成分の「ホウ酸」が家を守ります
エコボロンの主原料は「ホウ酸塩鉱物」です。ホウ酸塩は安定した無機物なので分解されず、また揮発・蒸発することもないため、非接地・非曝露の条件下では効果が長期間に渡って持続します。
ホウ酸塩の高い防腐・防蟻性能は、京都大学などの公的機関により実証されています。エコボロンは高濃度のホウ酸塩を木材の内部まで浸透させ、シロアリ・木材腐朽菌から木材を守ります。
シロアリは、エコボロンPROで適切に処理された木材を食べることが出来ません。エコボロンPROの主成分であるホウ酸塩を摂取したシロアリはエネルギー代謝が出来なくなり、餓死します。また、この効果はシロアリに限らず、ヒラタキクイムシなどの食材甲虫にも同じ作用をもたらします。ホウ酸塩は京都大学、ハワイ大学、Forintek研究所(カナダ)の共同研究チームにより、ハワイオアフ島と鹿児島吹上砂丘で10年来野外試験が続けられ、高い防蟻性が確認されています。
また、エコボロンPROは木材腐朽菌やカビ菌などの菌類に対しても有効です。人の健康な皮膚からはホウ酸塩は吸収されませんが、菌がホウ酸塩に触れると細胞壁を通して細胞内に入り、一定量の濃度を超えるとエネルギー代謝が出来なくなって死滅します。
ホウ酸塩はForintek研究所(カナダ)により、年間降雨量1,000mmを超えるバンクーバーで14年間に渡り 野外試験(L-ジョイント試験)が行われ、高い防腐性が確認されています。
ホウ酸に防錆性能があることも、様々な実験から明らかになっています。エコボロンPROもまた例外ではなく、金属腐食を防ぐ傾向がみられます。住宅を長持ちさせる為には、木造住宅の接合金物を腐食から守る事も大切です。
こんな所にもエコボロンPROは使われています
天下の三名城といえば諸説ありますが、筆頭として挙がってくるのは熊本城です。
なんと今回はその熊本城内の工事でエコボロンPROをご採用いただきました。
加藤清正によって創建され、行政の場、生活空間として利用された「熊本城本丸御殿」。
平成15年の秋から始まった「本丸御殿大広間」の建築工事は江戸時代から残る絵図や文献、古写真、発掘調査を基に進められてきましたが、大広間(対面所)、数寄屋(茶屋)、大台所等、復元工事を終えて、平成20年4月20日から一般公開されました。
本丸御殿は築5年目ということで、シロアリ防除工事の最初の更新時期。
今回は他にも、文化財建築である不開門、平櫓、長塀、監物台の4ヶ所を含めた大規模工事です。
雨に晒されない木部、雨に晒される木部、土壌、それぞれに適した薬剤を選定。エコボロンPROの活躍の場は、雨に晒されない木部になります。
一般のお客様が入ってこない年末の3日間を使って、本丸御殿を一気に施工します。工期が限られるため、全国から有志のエコボロンPRO認定施工士に駆け付けて頂き、総勢20名程度での作業となりました。
エコボロンPROの使用量はなんと100箱近くにもなりました。木造住宅1棟ですと平均2〜3箱ですから、スケールが桁違いです。
シロアリ・腐朽の対策というと地味な世界かもしれませんが、木造建築物を長持ちさせるためには非常に重要なものです。
土壌処理用の薬剤や、雨水に晒される木部への処理薬剤は、通常は5年で効果を失いますが、雨水にさらされない木部に使用されたエコボロンPROは有効成分が残り続け、長期に渡って守り続けてくれます。
熊本城を観光される際には「ここにホウ素系木材保存剤エコボロンPROが使われているんだ」と思い出しながら観光して頂けると、とても嬉しいです。
ますます好調なエコボロンPROを、どうぞよろしくお願い致します。
施工方法について
エコボロンPROの施工概要
エコボロンPRO(1缶19kg入り)と、ハケまたは噴霧器を準備してください。着色を行う場合は、染料を用意してください。エコボロンPROは低粘度の水溶液ですので、ハケ塗りによる塗布以外にも噴霧器による吹き付け施工が可能です。
施工時は、必要に応じてマスク(不織布など)・保護メガネ・ヘルメット(建築現場用)・手袋等を着用してください。
上棟前の新築物件の場合には半袖等の軽装でも大丈夫です。既存住宅の床下に潜る場合には どのような薬剤が残留しているかわかりませんので、有機溶剤も除去できる防塵マスクなどを付けるようにしてください。
施工可能面積
施工面積目安:1m2あたり300ml(1箱で約60m2分)
内容量/容器:19kg/バッグインボックス
使用量の目安(在来軸組工法、基礎天端から1mまでの場合)
構造用合板有り・1階床面積100m2の場合→施工面積 約230~50m2(4~5箱)
構造用合板無し・1階床面積100m2の場合→施工面積 約150~170m2(3箱)
※あくまで目安です。正確な施工面積は建築図面から積算してください。
※イエシロアリ生息地域では1m以上、出来るだけ高くまでの処理が推奨されます。
※施工に関する詳細は、エコボロンPRO施工仕様書をご確認ください。
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